1.社外品部品と純正部品の精度が全く違うというのが一番の理由です。
例え60年以上も前のパーツであっても、社外品のレプリカ品と純正部品では、全く精度が違います。
新品の台湾製のレプリカパーツよりも半世紀前の純正部品の造りや、精度が違う為、トラブルに合う確立が減ってきます。
当時もHarley-Davidson本社でキッチリと設計された各パーツは耐久テスト等を経てから生産されたパーツとその純正パーツを元に作られた社外品とでは、
ちょっと大げさですが、中国製の偽のロレックスか? 本物の30年前のロレックスの時計ほどの差があります。
2.オリジナル車両はワンオーナーかセカンドオーナーが多い。
これも良い車両の確率が高いポイントのひとつです。
3.オリジナルペイントは?
これも好みなのですが、再ペイントすれば絶対に綺麗にはなります。30年以上も前の車両に傷ひとつない外装(タンク、フェンダー)っていうのも、
おかしな話です。
そのヤレ具合が好き?か嫌い?ということになるので一概に白黒は付けれませんが、オリジナルペイントは過去に
事故や転倒していない証しである可能性が非常に高いんです。
本物のヤレ具合は30年以上かかって、その味を出しています。再ペイントはいつでもすぐに綺麗には出来てしまします。
また、価格は、オリジナルペイントが希少価値があり、高くなっております。
現在、米国本土でもなかなかオリジナル度の高い車両を見つけるのが難しくなってきているのが現状です。米国でもオリジナル度の高い車両は高価になっています。
特にFXS LOW RIDER などは当時も若いライダーが乗っていた方が多かったので、オリジナルのFXSって滅多に見つかりません。
逆にカスタムしてあるショベルは、アメリカでは沢山あります。
以上の理由で、米国より出来るだけオリジナルに近い車両をいつも心がけて輸入しております。
当店では続々と旧車をアメリカより入荷しております。詳しくはお問い合わせください。
鼓動館オーナー 私の車両モ1947FL ナックルヘッドです。オリジナルレストア車両です。 2002年から動きつづけて 3万キロ以上も乗ってますが、これといってトラブルはなく絶好調で毎日走ってます。2006年もこれで北海道3000kmの旅も無事帰って来れました。
名古屋へ納車した1947ELです。 この車両もかなりのオリジナル度でナイスなナックルです。
私は1991年にEVOのFXSTCを新車で購入してから
1992年に1976年ショベルを入手
2001年にTC88のFATBOYを購入
2002年に1947FL ナックルヘッド購入しました。
4台維持するって大変でしたが、上記の車種はすべて大好きです。というかHARLEY-DAVIDSONが大好きです。
そんな経験や鼓動館をやっていてすべての機種に乗れる立場を多いに活用して、
これからHARLEY-DAVIDSONを購入れるヒントやアドバイスになればと思いアップします。
これからHARLEY-DAVIDSONを購入される方が何が良いのか迷っておられる方も多いと思います。
TC88、96のインジェクションってどうよ?
キャブのTC88ってどうなの?
ショベルは本当に壊れるの?三拍子って?
EVOってTC88とどこが違うの?
ショベルの1200ccと1340ccってどう違うの?
旧車の年間維持費って幾らかかるの?
各モデルの乗り味やフィーリングを本音で書き込んでみました。
すべてのモデルはそれぞれ良さがあり、誇張した表現ではなく実際乗っていて感じるままを書いてみました。
【ナックルヘッド1936~1947・パンヘッド1948~1964】
特徴
なんと言ってもこの時代の車両はフットクラッチ、ハンドシフトで、いきなり乗りこなすのは絶対に無理!
でもそこが非常にライダー心理をくすぐり、乗りこなしてしまえば、操縦しているぞ!って感じがたまりません。
1950年代からはハンドクラッチがオプションであり、フットクラッチは1970年初頭までは純正でのオプションとしてあったようです。
エンジンの掛けるときも特有の儀式があり、それを行えば1~3回で始動します。リジッドフレームもオリジナルシートポストがあれば全く違和感はありません。
ただ大きなギャップは要注意!腰から頭の先まで「ガツーン!」ってしびれてしまいます。
あと、とにかく目立つ!視線が痛いくらいです。全くHARLEY-DAVIDSONを知らない人からでも、「古いバイクに乗ってますねえ!」って
信号待ちや高速SAで必ず声を掛けられます。この古いというフレーズが最高の誉め言葉なんですよ。
私はいつも「昭和22年のバイクです」って答えています。
「へぇ~!私より幾つ前や!」って話に毎回なりますよ。
始動性
キックオンリーですが、きっちり整備されていればキック一発始動です。
但し要慣れの一言に尽きます。
操縦性(フットクラッチ)
慣れれば文句はありません。かえって渋滞の中なんかは非常に楽ですよ。
ウィンカーがなくてもOKな時代なので恥かしがらずに手信号をしてください。
コーナーリング特性(リジッドフレーム)
私個人的にはHARLEY-DAVIDSON 歴代BIG TWINの中で一番コーナーリング性能が良い!と思っております。タイヤの空気圧を注意すればTC88より峠で確実に速いですよ。
理由は車重が軽量、バンク角が深い、リジッドなので変なよじれが少ないかな?
ツーリングインプレッション
下の道ではTC88とも普通に走る事が出来ます。高速でも120kmまでならショベルより楽に巡航することが出来ます。
80kmから120kmまでのエンジンの振動が変わらないのが原因です。120kmを超えるとちょっとエンジンが可哀相になってしまいます。
しかし当時のパンフレットには「世界最速マシン165km/h」となってますので、そのくらいは出るのでしょう。でもスプリンガーフォークが原因でハンドルが振れて怖くって出せません(^_^;)
但しショベルのような心地よい鼓動感はなく、常にゴツゴツって感じの鼓動感があります。
あえて気持ちの良い巡航速度は70~80kmかなあ!100kmでも何てことはありません。
燃費は16~18km/l です。トリップメーターが100mile(160km)で00.0となりそこが給油ポイントです。
ナックルヘッドとパンヘッドの違いについて
ハッキリ言って、外見以外での乗り味は非常に似ています。目をつむって乗ると見分けがつかないくらいです。 あえて言うとPANの方がヘッドの形状上、エンジンの振動と共鳴する回転域があります。 それを抑える為にPANHEADの裏にはゴムのパッドが張ってあります。
EL(1000cc) FL(1200cc)の違いについて
私は1947FLを所有しておりますが、EL(1000cc)に乗った印象はショベルの1200ccと1340ccの違いとよく似ている。 FLはゴツゴツってな感じで走り出すのに対して、ELは振動がやさしいコロコロ感があります。 その為にマニアではELが良い!ショベルは1200ccが良いという評価があるようです。
実際走ってみて非力感は全くありません。あえて言うと急な坂道でちょっと早めのシフトダウンしてあげなくては?って位です。
ELでも高速走行も全く違和感ありません。
だから言ってFLだから具合が悪いって事もなく、スタートから力強く走ってくれますよ。
外見では全く見分けがつきません。エンジンのシリアルナンバーをチェックするしかありません。1947年製造であれば1947の下2桁が頭になり、47FL123456 1948年製造で48EL123456 と刻印されています。
メンテナンス
この時代のHARLEY-DAVIDSONはオイル漏れはして当たり前!というかしてなくてはいけないんです。 プライマリーケースでは常にオイルが1次チェーンに掛かるようなシステムになっており、 それがそのままプライマリーケースから漏れてきます。温泉で言うと「源泉掛け流し」の状態です。 それ以外でも「ドッバーというオイル漏れ」以外はヘッドからオイルは漏れて来ても気にしない! という気構えでないと所有したらノイローゼになってしまいますよ。
メンテナンスは言い出すと書き切れないので省きますが、基本はチェーンの張りを1次チェーンと2次チェーンを 引っ張り調整するくらいです。後は予備オイル1本、プラグの予備は常に積むことです。私の1947FLナックルは すでに3万キロ以上を走破しましたが、大きなトラブルはありません。本当ですよ。 作りがシンプルなんですよ。セルやウィンカーもないですし、パーツの点数が少ないのもトラブルが少ない原因だと思います。
短所
これと言って短所はないのですが、6Vのバッテリーのためライトが非常に暗く夜の峠の走行は非常に怖いです。LEDの懐中電灯の方がましなくらい(^_^;)
購入のワンポイントアドバイス
この年代の車両は、オリジナル度で価格が大きく変わってきます。パーツがオリジナルでもレストアー済みの車両が殆どです。
オリジナルペイントで一見ボロボロの方が、価格は非常に高価になります。さらに現在、米国内でも滅多に見つけることが出来ないのも現状です。
価格はその車両のコンディションの差が大きくて一概には言えません。
現状渡しで乗れる車両はないと言っていいでしょう。信頼できるショップ探しからお奨めします。
48EL フルオリジナルのレストア車
藤原様
この車輌は文句なしのフルレストアー車両です。オリジナルパーツが殆どでした。各パーツのコンディションも抜群です。私も欲しくなった1台です。
48EL フルオリジナルのレストア車
海江田様
この車輌も文句なしのフルレストアー車両です。オリジナルパーツが殆どでした。各パーツのコンディションも抜群です。メッキパーツがまぶしい一台です

1958 DUOGLIDEフルオリジナルのレストア車
田中様
この車輌も文句なしのフルレストアー車両です。完全オリジナル。各パーツのコンディションはさすがに使えないものもありましたが、完全レストア済みです。

1960 DUOGLIDEフルオリジナルのレストア車
菅沼様
この車輌も文句なしのフルレストアー車両です。殆どオリジナル。この年式のカラーリングもナイスですね!
【ショベルヘッド1965~1984】
鼓動館の最も得意とする車両です。私は個人的に一番好きな乗り味の車種です。
特徴
なんと言っても非常に綺麗な「三拍子」がアイドリングの状態で奏でてくれます。
「ポテコン~♪ポテコン~♪」とか米国では「POTATO」って言います。
綺麗な三拍子が出ないとなると、どこかしらトラブルを抱えていると言っても過言ではありません。一概には言えませんが健康かどうかのバロメーターにもなります。
乗り味は歴代切って一番「おもしろい!」というフレーズが似合います。とにかく走っていて楽しい車両です。乗り味と「三拍子」とデザインが今でもショベル人気を支えている由縁でしょう。
30年も前の車両という歴史認識もさることながら、エンジンのコロコロ感!80~100kmくらいで流しているときは、脳みそが溶けそうなくらいに気持ちが良いんですよ! ハイテクでは決してないところが、人間らしくって乗っていて面白いんでしょうね!アナログ感がショベルまでは楽しめます。
逆にEVO TC88は一気にデジタルチックなエンジンの動きをします。
あとスタイルがなんと言ってもカッコいい!ストリップでもフル装備でも70年代~80年代を感じさせてくれます。ナセルヘッドとフロントフェンダーの間が狭い。
すなわち車高がEVOやTC88 TC96に比べて車高が非常に低いんですよ。これはフレームの位置が根本的に低いんです。手作り感がまだまだ残っていてデザイン重視で設計されていたのがわかる部分です。
TC88からは横から見ればエンジン周りから向こうの景色が見えるんですよ。これは大量生産をする為にロボットを多用して組み上げられているからです。
またエンジン形状が見ていて飽きないですね!丸いシリンダーやバルタン星人をホウフツさせるショベルヘッド周り、アルミ無垢なので磨けば何とも言えない輝きになります。
1200ccと1340ccの違い
1200ccは1970年から1979年の前半まで生産されました。1979年後半からは1340ccです。乗り味は1340ccの方がゴツゴツしたパワーは感じます。
でも1200ccが非力か?と言えばそうではなく優しいし鼓動感が感じれます。 どちらも乗ってしまえば、やはりショベルの乗り味ですよ。
ただエンジンの排気量と関係なく1970~1976年までの車両の作りと1980年のショベルFLHの造りの違いはありますねえ!
前期の方がこだわりがあって個人的には好きです。決して80年代が悪いわけではないですよ。
1984年FLHXは特別で920台しか生産されていなく、当時のHARLEY-DAVIDSONのスタッフの意気込みが感じられる車両です。
非常に丁寧な組み上げをしています。
始動性
オリジナルショベルはセルのみです。後からキックを装着されている方が殆どです。
理由はセルスターター系のトラブルが多い。
キックスタートしている自分の姿が好き!
キックを着けても四速なので違和感がまったくない。
の3点の理由が主でしょう。
ショベルのキャブのセッティングがガスが濃い目なので、慣れないうちはよくプラグがガソリンでベタベタになり、
「カブル」という状態になりやすいんです。その為にプラグの予備は絶対に必要です。
コーナーリング特性
ショベルのコーナーリング特性 特にFLHは、う~ん!言いにくいですが、歴代HARLEY-DAVIDSONでは最低です。曲がれないことはないですが、 毎回「ヨイショ!」って感じで寝かし込みます。しかも当時の純正のタイヤは断面が四角いのでコーナーリングの際にフラフラしてしまいます。 でもその分アメリカ大陸横断仕様!直線安定性能はピカイチ!です。私はよく長距離ツーリングの際にアクセル固定して、 リアのバッグに寝そべってもそのまま直進してくれますよ。でもEVO、TC88は左のプライマリーが重たくってどうしても左に曲がってしまいます。
但しFXS(ローライダー)系は非常に寝かしこみが容易です。ヒラヒラと軽く曲がってくれます。これは車重が影響しているんでしょうね。 フレームもエンジンも同じですから、FLHとFXSはミッションのギアー比率が違うので、FX系の方が加速が軽やかですよ。
ツーリングインプレッション
長距離ツーリングでも間違いなくショベルは楽しいですよ。FLHのフル装備だと積載能力も十分ありキャンプ道具一式も十分に積む事ができます。
どの機種も楽しさはあるのですが、ショベルのアナログ的振動が、なんだか人間に近いものがあり、直線を走っていても非常に楽しいですよ。
但し、トラブルを避ける為に日頃の整備は欠かせませんが・・・・。
メンテナンス
ショベルは壊れるって噂はたえないのですが、実際はどうなんでしょう?
最終年度(1985年FLHX国内登録車両)のショベルでも旧車と言われる車両です。
走行距離に関係なくパッキン類は間違いなく要交換です。その為によくあるトラブルでマニホールドから二次エアーの吸い込みが発生して
「クシュン!クュシュン!」とキャブレターからの吹き返しや、アイドリングが下がらない等の不具合が発生してしまいます。
これらの現象はショベルだからというものではなく、20~40年以上も前に生産された車両だから起きてしまう現象と言えます。
当時生産されたホンダのCB750KOやZ750Fも同じです。
だからEVOやTCのように乗りっぱなしでは順調に走ってくれません。
しかし、EVOやTCが30年経てば同じ現象が起きるのか?
答えは YES です。しかしEVOからは飛躍的に今までの欠点箇所を改善しており、耐久性はかなり向上しています。
ただショベルは設計上で甘い部分もあり、オイル漏れは気にしないという気構えであった方が楽ですよ。
TC88を新車で買ってオイルがにじんで来て気絶しそうな友人がいましたが、それではショベルは精神的に維持出来ないでしょう。
キッチリ整備されたショベルはロングツーリングでも問題なく行けますよ。
でも予備のパーツは要積載ですよ。プラグ、コイル、ポイント等 これは古いEVOでも同じです。
鼓動館ではすべてのショベル以前の車両はエンジンをオーバーホールして納車しております。
1970 FLH 南都様
全米でも滅多にない最高の状態の1970年のオリジナル車両
1970 FLH 乾 様
1970年のFLHです。やっぱり70年初頭のショベルもいいですね。

1971 FLH
究極のオリジナル極上車 オリジナルペイント 絶好調との連絡がありました。今では四万十川流域を走られておられます。

1974 FLH 岸 様
オリジナルペイント、コンディション車 貴重なオリジナルレインボーペイント
前オーナーは元メジャーリーグ選手 (Cleveland Indians)
1976 FLH 橋本 様
生まれ年に拘ってようやくGETされた76FLHです。これもオリジナルコンディション車 貴重なオリジナルペイント

1979 FXS 吉原 様
オリジナルコンディション車 一番人気の77年に告ぐ79ローライダーです。
はじめはちょこちょこと細かなトラブルがありましたが、今は絶好調です。
1979 FXS 筒井 様
オリジナルコンディション車 福井県へ嫁ぎました。大切に乗ってくださいね。
1975 FLH 岡村様
これは貴重なゴールドカラーのショベルです。勿論オリジナルコンディション。
1976 FLH 岡 様
1976年式 米国建国200周年記念モデル!ワンオナー車で、完全オリジナル車両です。コンディションも抜群です。走行も9100mil(14500km)でした。
1979 FLH 田尻様
オリジナルペイント。納車前まではエンジン不調でてこずりましたが、今や絶好調です。
1981 FXS 松本様
かなりお金の掛かったカスタムFXSです。勿論、完全OHしてから納車しました。絶好調です。
1981 FXS 岡村様
オリジナルコンディション。今ではエイプハンガーに変更されています。絶好調です。
1984 FLHX 中 善次郎様
完全オリジナルコンディション。ショベル最終型。特別エディションのFLHXです。前オーナーはご高齢の為に降りられました。
昭和登録のショベルFLHXです。いつも彼はツーリングで広報担当してくれてます。勿論、絶好調です。
1984 FLHX 石橋 様
完全オリジナルコンディション。ショベル最終型。TC88からの乗り換えです。最高に面白いですわ!! とおっしゃってます。
1984 FLHX 川口様
完全オリジナルコンディション。ショベル最終型。特別エディションのFLHXです。絶好調です。
川口君の数あるHARLEY-DAVIDSONコレクションの1台です。
1942年WLAのカスタムです。750ccのエンジン構造はいたってシンプルですが、かなり手こずりました(^_^;) やっと完成です。’ これで当時はノルマンディー上陸してヨーロッパ戦線を走っていたんでしょうね?軽量でコンパクトです。でもちょっと非力かな?100km巡航はかなり無理かも? 60kmで巡航が気持ちいいです。
【EVOLUTION 1985~1999】
特徴
ショベルの欠点を克服したエンジンで、オイル漏れ、耐久性等が飛躍的に進歩したエンジンです。何と言っても信頼性がTC88と同等に良くなりました。 オイル漏れはパッキン劣化以外は殆ど無くなりました。初めてHARLEY-DAVIDSONをお求めになるならEVOはお勧めの1台ですよ。でも国内では玉数か非常に少ないです。 これは免許制度が厳しい時代のエンジンで国内販売台数も少ない為です。
EVOは、なんと言っても振動がある!鼓動感があります。これは110km/hまでの話でそれ以上になると振動で手がしびれます。
それと点火時期とキャブを調整すると綺麗な三拍子を奏でることが出来ます。信頼性、振動、三拍子の3点が今でも人気の衰えを見せない大きな原因でしょう。
100km/hくらいで高速を流しているとEVOもまた楽しい一台ですよ。でも私は始めて購入した1993年EVOのFXSTCと2001年に購入したTC88 FLSTFと乗り比べたのですが、 高速で100km/hまでなら違いが大きくは感じませんよ。
ただそれ以上の高回転域でのクルージングはTC88に軍配が上がります。でもどちらもそれ以上で走っても楽しくないですよ。 まずポジションが風の抵抗を思いっきり受けて国産リッターバイクとは比になりません。つらいです。
2001年にディラーへ数年ぶりに行き、TC88になっていること初めてを知りました。「店の方が速くなった。」とのセールストークを鵜呑みにし購入しましたが、 ゼロヨンを乗り手を交代してTC88 VS EVOと行いましたが、結論 全く同じでした(^_^;)
HARLEY-DAVIDSONは速い遅いってレベルでは語れないバイクです。同じ土俵でしたら国産リッターバイクにはかないませんよ。
人気はソフテイルモデルが一番人気です。FLSTF、FLSTC,FXSTCは常に人気モデルです。特にFLSTS ヘリテイジスプリンガーは 1997~1999年の3年しか生産していなくって、今ではプレミア価格で250万円を軽く超えた価格で取引されています。
乗り味
EVOとTC88は非常に似た乗り味です。ナックル、パンはメカノイズが多いですが、ショベルまでのエンジンはアナログ感があり、 EVOからはデジタル化したエンジンの乗り味です。一発一発の鼓動は確実に感じるエンジンです。
始動性
このモデルからはセルのみでキックを付けておられる方は非常に少ないです。5速になり、キックを取り付けるとチョットイビツな感じになってしまいます。
通常ではTC88と同じくチョークを引っ張り、セルを回す前にアクセルを3回ほど空回しをしてから、セルで始動です。決して難しいものではありません。
コーナーリング特性
ソフテイルモデルとダイナモデルでは全く違った特性があります。
ソフテイルモデルはデザイン重視でリジッドフレームのようなショック付きフレームです。その為にコーナーリングはダイナモデルに軍配が上がります。
特に峠を攻めなくても、単に車線変更の際にも、ヒラヒラ感で軽い操縦性がダイナモデルの特性です。
これはフロントのキャスター角とリアのショックが普通のバイクの設計から来ています。
でも、コーナーリングがどうのこうのって関係ないのがHARLEY-DAVIDSONです。
なんと言ってもカッコ良い!これに尽きます。ご自分の気に入ったモデルを購入するのが一番です。
ソフテイルモデルは決して乗りにくいレベルでは決してありません。ダイナモデルと比べると、ややコーナーリングは苦手かな?ってレベルです。
どのモデルもアメリカ大陸生まれのHARLEY-DAVIDSONは直線をいかに楽しく楽に走れるか?をコンセプトに作られたバイクです。決してサーキットを走るのには適してはいませんよ。
1998年 FLSTS 川口さま
スポーツスターからの乗り換えで、念願のスプリンガーヘリテイジに乗り換えられました。
1998年 FLSTS 川西さま
最高の三拍子を奏でていますよ。
1999年 FLSTC
EVO最終型です。横浜へ納車しました。今でも元気に走ってますか?
【TWINCAM ツインカム88 2000~2010】
特徴
アメリカ国内のフリーウェーの最高速55mile/h(88km/h)が緩和されて75mile/h以上(120km)に緩和されたのが一番の誕生のポイントです。
以前、私はロスアンジェルスに住んでいた頃は55mileでした。最近フリーウェーを走って見ると実際には80mileで車は流れています。
130km/hくらいです。先ほども述べましたが、以前のモデルでの走行は120kmでも巡航はキツイんですよ。
それがTC88になってからは振動がなくなり、スムーズに高速走行が可能になりました。エンジンに関しては非常に完成度の高いものになっています。
TC88で初めて高速走行したときに、振動がなくバックミラーで後ろに走っている車の車種までわかるって驚きました!
すべて当たり前ですが、歴代モデルの中ではオイル漏れやメンテナンスフリーの部分やすべて改善されています。
ただ1340ccから1450ccになってもあまりパワーの差って感じる事はありません。
国内では1996年から大型二輪免許の規制緩和のお陰で、誰でも教習所で免許取得可能になりました。
その効果は絶大でTC88の発売も重なり国内のHARLEY-DAVIDSON販売台数は飛躍的に伸びました。現在では年間販売台数は国内のみでも1万台は軽く超えています。
それまでアメリカ本社は戦前のナックルの時代から年間総生産台数が1万台をコンスタントに生産していました。
上記を見てお分かりの通り日本だけでも年間1万台を越えて生産しなければならず、大きな改革が求められたのは言うまでもないと思います。
その為、以前のモデルを知っている私にしてみれば、しかたないか?でもなあ?って部分はあります。
外観
1.まずはタンク、伝統的にニ分割のタンクがすべてのモデルが一体化しました。
2.フレームはタンクの中のフレームが単なる四角い鉄筋に!
3.エンジンとミッションの一体化。ミッション上のフレームもダイヤモンドフレームに。 薄いU字型のフレームがおまけ程度にミッションの上に付いてます。以前のモデルではそこにシートポストが入っていたなごりです。
4.横から見た際に、エンジン脇から向こうの景色が良く見える。

▲TC88のフレームです。四角い鉄骨がポイントです。

▲ショベルのフレーム。EVOも同じ形状のフレームです。
←↑おわかりでしょうか?違いが!
ショベルまでのモデルは明らかにデザイン重視でタンクとエンジンのラインを設計の際にこだわっていたのがわかります。
上記のことはパッと見ただけでは判らない部分ですが、バイクってフレームにしただけでもセクシーさがあったんですが・・・。
上記の事柄はあくまでも生産性を重視した設計で、決してコストダウンではないと信じております。
デザイン重視から生産性重視に変わったのでロボットがフレームにエンジンを載せている光景が浮かびます。
乗り味
振動がなくなり、長距離でも楽なエンジンです。鼓動感がない。HARLEY-DAVIDSONらしくないともよく言われますが、
キャブ仕様でしたら鼓動感もあり、快適の一言です。140km巡航もラクラク出来ちゃいますよ。
ただし三拍子は非常に出にくい。2004~06キャブ仕様モデルはモジュールを交換すると出るのですが、
それ以前は現在では絶対に綺麗な三拍子は難しいのが現状です。簡単に説明すると、これは以前もモデルよりエンジンのストロークがショートストロークになった為です。
ブレーキですが、ワンポットキャリパーから4ポットキャリパーへの変更でブレーキの効きは格段に良くなりました。
【ツインカム88 96 インジェクション】
特徴
アメリカ国内での排ガス規制のためにキャブレターからインジェクションへ移行しました。TC88は以前からインジェクションはありましたが、2007年より全モデル キャブレター廃止です。
まずセルボタン一つで快適ドライブ!車と同じです。利便性は抜群です。
でも利便性だけを求めてHARLEY-DAVIDSONを購入される方は少ないと思います。
利便性でしたら国産のビッグスクーターにはかないませんもん。鼓動館では、よくインジェクションを新車で購入されたお客様がこられて
1.鼓動感がない!
2.ドコドコ感がない!
3.面白くない!
4.HARLEY-DAVIDSONってこんな乗り味?ビッグスクーターと変わらない。
5.アイドリングが高い。三拍子が出ない。
6. マフラー交換が出来ない。
という感想が多いです。
だからHARLEY-DAVIDSONらしく「鼓動感があり、ドコドコ感を出して欲しい。マフラー交換をして欲しい」という要望が非常に多くなってきました。
ここでハッキリ言いますと・・・。現在の技術ではインジェクションは無理です。
インジェクション車両のマフラー交換
この要望も非常に多い相談です。少し詳しく説明しますと。キャブ仕様ではマフラーを交換した際に必ず、
キャブも調整する必要があります。これはノーマルの状態で言うと。大きな肺活量をもった大男がストローで吸って
ストローで吐いている状態です。これを竹の筒で呼吸するとスムーズに且つ本来のポテンシャルを発揮できるようにする為です。
マフラーのみ交換すると、まだ吸う方がストローで吸っている状態なのでバランスを崩してしまいます。
具体的に言いますとアクセルを開けた際、閉めた際に「パンパン!」っとバックファイヤーを起します。
現在ではインジェクションはロムの書き換え(コンピューターのソフトの書き換え)が必要ですが、全くラインナップされていません。
またロム書き換えに必要なパソコンもディラーにしかなく現在ではその問題を解決できません。
バックファイヤーさえ気にしなければマフラー交換は可能です。
でも適正なガスの量を送り込みむようにできているインジェクションとキャブでは排気音の質が違ってきます。
音質は歯切れの良いキャブと大人しいインジェクションって感じです。
2007年モデルになってからは、CO2センサーがエキパイに装着されている為さらにマフラー交換しにくくなりました。装着できるマフラーが限られてます。
総評
自分にあったモデル(エンジン)を購入されるのが一番です。新車しかダメな方はTC96しか選択肢はありませんが、そうでない方はじっくり選んでください。
あなたに逢ったHARLEY-DAVIDSONは必ず一生付き合えますよ。
どのエンジンの機種も200万円以上します。簡単に乗り換え出来ないのも事実です。
少しでも参考になれば幸いです。
わかりやすく対比で書いて見ました。
| ロレックス | Gショック |
| 黒電話 | プッシュフォン |
| プッシュフォン | 携帯電話 |
| 手紙 はがき | 電子メール |
| 一眼レフカメラ | フルオートデジカメ |
| 薪で炊く釜のご飯 | 全自動炊飯器のご飯 |
| タライと洗濯板 | 全自動洗濯機 |
| ナックル、パンヘッド | EVO TC88 |
| ショベルヘッド | EVO TC88 |
| キャブレター仕様 | インジェクション |
新行谷(シゲタニ)さま
2000年FLSTC 初めてのHARLEY-DAVIDSON ヘリテイジクラシックです。職場の仲間と楽しんでおられます。
鈴木さま 2001年 FLSTF FAT BOY
綺麗な黄色のFATBOYです。親子で楽しんでおられます。